ロールス・ロイス初のEV「スペクター」が日本に上陸!

こんにちはTomです。

今回は、英国の高級車メーカーであるロールス・ロイスが初めて発表した電気自動車(EV)モデル「スペクター」についてご紹介します。

とうとうロールスロイスまでEVですね・・・・。

このクルマは、ウルトラ・ラグジュアリー・エレクトリック・スーパー・クーペと称され、ロールス・ロイスの伝統と革新を融合させた驚くべき性能とデザインを持っています。日本では、2023年に納車が開始される予定ですが、すでに予約は殺到しているという話もあります。そんなスペクターの魅力に迫ってみましょう。

スペクターとは?

スペクター
スペクターは、ロールス・ロイスが初めて開発した電気自動車(EV)です。2022年10月に英国で初公開され、2023年6月に日本でもお披露目されました。このクルマは、2ドア4シーターのクーペボディで、最高速度250km/h、0-100km/h加速4.5秒、航続距離530kmを実現しています。また、内装には光ファイバーを使って星空を再現した「スターライト・ドア」や、ロールス・ロイスのアイコンである「パンテオン・グリル」など、ロールス・ロイスならではの高級感と革新性を兼ね備えています。

スペクターの性能

スペクターは、最高出力430kW(584HP)、最大トルク900Nmを発生する電動モーターを搭載しています。これにより、最高速度250km/h、0-100km/h加速4.5秒という驚異的なパフォーマンスを発揮します。また、バッテリー容量は108kWhで、WLTPモードで530kmの航続距離を達成しています。急速充電器を使えば、電池残量10%から80%まで約40分で充電できます。

スペクターのデザイン

スペクターは、ロールス・ロイス史上最も長いドアを持つ2ドアクーペです。そのドアには、内側に4796個の星が刻まれた「スターライト・ドア」が採用されており、夜空の美しさを再現しています。また、フロントにはロールス・ロイスのアイコンである「パンテオン・グリル」がありますが、EVなので空気取り入れ口ではなく装飾的な役割を果たしています。そのグリルの幅はロールス・ロイス史上最も広く、LEDライトで照らされることで存在感を放ちます。

スペクターの開発秘話


スペクターは、ロールス・ロイスが初めて開発したEVですが、その背景には同ブランドの歴史や哲学があります。実は、ロールス・ロイスの共同創業者であるチャールズ・ロールスは120年以上前にクルマの電動化を予言していたのです。彼は、「将来的にはエンジンではなく電気がクルマを動かすだろう」という見解を示していました。その予言を受け継いだスペクターは、ロールス・ロイスの伝統と革新を融合させたクルマとして開発されました。

スペクターのテストプログラム

スペクターは、400年以上の使用を想定した250万kmに及ぶ過酷なテストプログラムを経て完成しました。ロールス・ロイスの120年の歴史の中で最も厳しいものとして、スペクターは-40℃から+50℃まで極限の温度環境や、北極圏の氷雪から砂漠、高地の山道、世界各地の巨大都市に至るまで、さまざまなコンディションを乗り越えました。その結果、スペクターはロールス・ロイスの品質基準を満たすだけでなく、EVとしての信頼性や耐久性も高めることができました。

スペクターの静粛性と走行感覚

ロールス・ロイスは、静粛性とインスタント・トルク(走り出す際に瞬発的に大きなトルクを発生させられること)が同ブランドの特徴であるとしています。これは、V型12気筒エンジンでモーターの走りを再現しようとしてきたからです。しかし、EVになれば静かであることやインスタント・トルクが発生することは当たり前になります。そこで、スペクターではバッテリーをフロアパンと一体化させることで、静粛性と剛性を向上させました。その効果も相まって、スペクターは「エクストリーム・サイレンス」(究極の静けさ)を実現できました。しかし、あまりに静かすぎて逆に落ち着かないという意見もあったため、音声や振動などを調整することで、ドライバーに快適な走行感覚を提供するようにしました。

スペクターの購入方法と価格

スペクターは税込み4800万円からで、日本では2023年の予約はほぼ埋まっているという話もあります。納車開始は2023年第4四半期から順次行われる予定ですが、オーダーメイドやカスタマイズによって変わる可能性があります。ロールス・ロイスでは、顧客のニーズや要望に応じて最高レベルのサービスやサポートを提供するとしています。

スペクターのオーダーメイドとカスタマイズ

スペクターは、ロールス・ロイスの伝統に則って、顧客の好みや個性に合わせてオーダーメイドやカスタマイズが可能です。例えば、ボディカラーや内装素材、ホイールデザインなどはもちろん、エンブレムやモノグラム、刺繍なども自由に選べます。また、スペクターには「パーソナル・アシスタント」という機能があり、顧客の声や顔を認識して、ドアの開閉やシートの調整などを行ってくれます。さらに、顧客の好みや状況に応じて、音楽や照明、香りなども変えてくれます。

スペクターのサービスとサポート

スペクターを購入した顧客は、ロールス・ロイスのサービスとサポートを受けることができます。例えば、メンテナンスや修理は専用のサービスセンターで行われます。また、万が一の事故や故障に備えて、ロードサイドアシスタンスや代車サービスも提供されます。さらに、ロールス・ロイスでは、顧客とのコミュニケーションを大切にしており、専属のコンシェルジュやディーラーが常に対応してくれます。

まとめ

ロールス・ロイス初のEV「スペクター」は、ウルトラ・ラグジュアリー・エレクトリック・スーパー・クーペとして、驚くべき性能とデザインを持っています。また、その開発には同ブランドの歴史や哲学が反映されており、ロールス・ロイスらしさを失わずに革新的なクルマに仕上がっています。日本では2023年に納車が開始される予定ですが、すでに予約は殺到しているという話もあります。もし興味がある方は、早めにお問い合わせください。ロールス・ロイスでは、顧客のニーズや要望に応じて最高レベルのサービスやサポートを提供するとしています。これからもロールス・ロイスの動向に注目していきましょう。

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